内容と伝え方を分けて考える
業務上の修正が必要だったとしても、怒鳴る、人格を否定する、人前で繰り返し責めるといった伝え方まで正当化されるわけではありません。
紙を二列に分け、左に指摘された事実、右に言われ方とその後の影響を書いてみます。「自分が悪いから全部仕方ない」という塊が、仕事上の課題と環境側の負担に分かれます。
小さく記録を始める
記録はすぐ対立するためではなく、自分の記憶を疑い続けないための材料です。感想と事実を分けて残します。
- 日時と場所
- できるだけ原文に近い言葉
- 周囲にいた人
- 眠れない・集中できないなど生活への影響
辞める判断は今すぐでなくていい
その上司が休みの日や別部署の人と働く日は楽になるかを見ます。仕事内容への嫌悪と特定の関係による消耗を切り分けると、異動、相談、転職のどれを調べるべきかが見えやすくなります。
一週間だけ、影響の出方を観察する
つらい出来事が起きた直後だけでなく、その日の帰宅後や翌朝まで含めて観察します。食欲、睡眠、頭痛、仕事中の集中、休日に思い出す時間などを、良い・普通・悪いの三段階で記録すると、気分の波だけでは見えにくい負担が分かります。毎日長文を書く必要はなく、同じ項目を短く続けることが大切です。
上司が休みの日、別の人から同じ指摘を受けた日、指摘がなかった日を比べます。仕事内容そのものと伝え方による影響を切り分けると、異動で改善しそうなのか、職場全体の仕組みに問題があるのかという仮説を持てます。
相談先へは、相手の性格を評価する言葉より、いつ、どこで、何を言われ、仕事や生活へどんな影響が出たかを伝えます。指導時に第三者を入れてほしい、文章でも指示を残してほしい、異動制度を知りたいなど、希望する対応を一つ添えます。
相談したから必ず望む結果になるとは限りません。相談日時、担当者、伝えた内容、会社から説明された次の手順を自分でも記録します。社内で解決しない場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーなど、社外の窓口から一般的な情報を得る方法もあります。
